Omission failure
プロセス$ Pからプロセス$ Qへ、リンク$ lを介してメッセージ$ mを送信することを考える
$ lは脱落故障を起こしメッセージが消失する可能性がある
$ Pはメッセージ$ mを繰り返し$ Qに送信することでOmission failureに耐えようとするが、いかなる時間上限$ \deltaを設定したとしても全ての送信が失敗する可能性があるので、永遠に送り続ける必要がある
$ Qはメッセージを受診したら返信$ A_Q(m)を返すことで、Pの送信をやめさせようとする
$ A_Q(m)も繰り返し送り続ける必要がある...(Pが更に返答を返し、Qが更に返答を返し…無限ループ)
背理法: いつか解消されると仮定し最後に必要となるメッセージを$ A_P A_Q ... A_Q(m)とする。$ Pはある回数だけ$ A_PA_Q...A_Q(m)を送信した後、終了する。送信された全ての$ A_P A_Q ... A_Q(m)が消失する可能性があるから、結局Qは$ $ A_P A_Q ... A_Q(m)を受診しなくとも終了できることになる。すなはち、最後のメッセージ$ A_P A_Q ... A_Q(m)は不必要であることになり、矛盾が導かれる